by boterou
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10/31 日本シリーズ 第5戦 ヨミウリ 2-4 東北楽天 (延長10回) “魂”! そして、野球を観て、久々に涙を流してしまいましたよ。 藤田一也選手。 死球を受けた足で、1塁から3塁への激走。 そして、無念の交代。 延長10回表、2対2、ワンアウト1・2塁から、銀次選手の勝ち越し打の場面。 3塁ベースに到達してからはまともに立っていることもできませんでしたからね。 すでに死球を受けた時点で、かなり痛そうでした。 左打者が左足のふくらはぎに死球を受けることはほとんどありません。 どうしても先に右足に当たりますからね。 一旦ベンチに下がるも、気合で再びグラウンドに登場した藤田選手。 ただ、明らかに痛そうでした。 その後の激走です。 多分、引き下がって応急処置を受けた時には無理と言う判断だったと思います。 しかし、藤田選手が「行かせください」と懇願したのでしょう。 銀次選手のヒットで3塁に到達した時点で、星野監督がゆっくりベンチから立ち上がり、「もう、ええやろ」と言うような感じで藤田選手に戻ってくるように伝えていました。 おそらく無理とは分かっていながらも、勝ち越しの場面にグランドでプレーさせてあげたかった・・・のかどうかは分かりませんが、やはり、限界でしたよね。 このシーンでグッときました。 そしてベンチに引きあげる藤田選手はうつむいたままでしたが、一瞬、顔を上げた時に映った目から、光る涙が・・・。 この瞬間、わたくしの眼からも。。。 悔しかったでしょうね。 最後まで試合に出たかったでしょう。 あのDeNAからトレードに出されるという、何とも言えない辛さを味わってやってきた楽天で、今や押しも押されぬセカンドのレギュラーを勝ちとって、それこそDeNAでは味わえなかった「日本シリーズ」の舞台に立つことができたのです。 しかも、自身もこの優勝に十分の貢献をしての出場です。 さらにはこの日本シリーズでもタイムリーを放ったり、ファインプレーを見せたりと存分に力を発揮しているのです。 そんな思い、「魂」がこもったシリーズなのですからね。 明日1日は空きます。 ケガが軽傷であることを祈っております。 そして、第6戦に出場できることも併せて。 冒頭から、若干アツ苦しい書き出しですが、この藤田選手の魂が今日の勝利を呼び込んだと言っても過言ではないでしょう。 あんまり精神論は好きではありません。 実際にタイムリーを放ったのは銀次選手ですし、抑えたのは則本投手です。 しかし、今日は本当に目に見えない力、魂の躍動が見えたような気がしました。 銀次選手のタイムリーの後、4番ジョーンズ選手。 いつもは穏やかに冷静なバッティングを見せていましたが、この打席からは異様な迫力を感じましたよ。 そして、結果はショートへのタイムリー内野安打。 ジョーンズ選手も1塁まで激走でした。 この10回には今年の楽天の「魂」が凝縮されていましたね。 正直、試合前は今日も楽天がやや不利かなと思っておりました。 先発は辛島投手と内海。 内海は中4日での登板。 あえて、則本投手や田中投手を避け、確実に1つを取りに来たのでしょう。 しかし、先制したのは楽天。 3回表、好調のベテラン松井選手がヒットで出塁すると、 8番嶋選手は絶妙な右への叩きつけるバッティング! これが高く弾んで、ファーストの頭を越えて行きます! ノーアウト1・3塁! 最高の形でチャンスが拡がります。 嶋選手の何としても、最低ランナーを進めようとする気迫が魂となって、アンツーカーで跳ね上げたのでしょう。(←精神論は好きじゃないのではなかったの?) 9番辛島選手は倒れますが、その後 1番の岡島選手、3番銀次選手にタイムリーが飛び出し、2点を先制しました。 本当に左ピッチャーを全然苦にしていません。 この場面2番の藤田選手は倒れましたが、このシリーズ1~3番がよく機能していますね。 打撃好調の楽天。 しかし、今日の 辛島投手も素晴らしいピッチングを見せるのです! 技巧派に見えながらも、けっこう球のキレもありました。 中日の岩瀬投手ぽい感じですかな。(そこまで球速は速くありませんが) 昨日6点取ったヨミウリ打線ですが、やはりまだまだ本調子じゃないようで、辛島投手になかなかバッティングをさせてもらえません。 何と言っても 5回までたったのヒット1本 ですから。 完全に術中にハマっています。 と・こ・ろ・が! 6回裏、マウンドにあがったのは、則本投手! ビックリ!! (もし、負けゲームなら第7戦の先発に回す算段だったのでしょう) しかし、好投の辛島投手からスパッと交代させ、9回までの4イニングを彼に任せるわけですよ。 ある意味、大きな賭けですね。 イニングが長くなればなるほど得点されるリスクも増しますし、ほぼ先発並みのペース配分も必要になるのですから。 6回裏の先頭はヨミウリ打線では現状、最も振れている1番長野。 甘く入ったスライダーをセンターへ弾き返します。 本日は楽天のセンタースタメンはジョーンズ選手でした。 しかし前の回、レフトの中島選手に代走の聖澤選手を起用していたため、この回からセンターが 聖澤選手に代わっていたのです! この長野の大きな当たりを見事に背走して好捕します。 これ、あまり目に見えないワンプレーですが、ジョーンズ選手ならおそらく・・・だっただけに、すごく大きなポイントだったと思いますよ。 この後は2人をキッチリ抑えて、この回3者凡退。 7回裏は、第1戦同様、村田に一発を浴びますが、あとは難なく抑えます。 8回裏は、圧巻の三者連続三振に斬って取り、いよいよ2対1のまま9回裏を迎えます。 6~9回までで打たれたヒットは村田のホームランの1本だけ。 辛島投手からのヒットも1本だけ。 つまりヨミウリは8回終了時にたったの2安打なのです。 則本投手も中4日での登板ですが、魂のこもったいい投球でした。 勝利まであとアウト3つ。 しかし、この回の先頭、代打由伸にファースト頭上を越えて行くツーベースを浴びてしまいます。 続く3番坂本が送ってワンアウト3塁。 4番阿部には四球を与えてしまい、ワンアウト1・3塁と逆転のランナーも出してしまいます。 迎えるは5番村田。 このシリーズで好投の則本投手から2本のホームランを放っている、分の悪いバッターですが、逆に考えればリベンジには最高の場面。 初球、2球目と外低めのスライダーで空振りを奪い、あっという間に0-2と追い込みます。 もうひとつ、このスライダーで大丈夫な感じです。 外と内にボールを1球づつ投じてからの5球目、勝負のスライダーが若干高く入ったため、村田のバットの先で拾われますが、打球はピッチャー正面へ! ゲッツーでゲームセットか?! その間に3塁ランナー生還、土壇場で2対2の同点に。。。 記録は内野安打。 そのスライダーがもう少し低ければ、また、ゴロの処理が上手くできていれば。 非常に勿体ないですが、落ち込んでばかりもいられません。 則本投手を投入して、絶対に負けるわけにはいきません。 当然、このまま続投です。 流れはヨミウリに傾きかけていますし、サヨナラのムードもなんとなく高まりそうな感じでしたが、続く代打亀井には落ち着いてカーブ攻めでキャッチャーファールフライに打ち取ります。 代打で登場した亀井はおそらくストレートに狙いを定めていたと思われますが、そのストレートはボールになる見せ球だけで、あとの3球は全部カーブ! 同点に追いつかれた後のこの配球は、嶋選手のナイスプレーですね。 つづく中井も打ち取り、なんとか同点止まりで踏みとどまります。 いや~かなりサヨナラへの流れでしたよ。 DeNAさんや、我がスワローズなら確実にサヨナラ負けです。。。(←また出た自虐!) 則本投手の度胸もスゴイですね。 ルーキーとは思えません。 試合は延長戦へ突入。 10回表。 マウンドは9回からヨミウリの守護神、西村。 この回は9番則本投手からの打順でしたが、代打は送りません! この試合、完全に則本投手に託しましたね、星野監督。 誰もがワンアウトからの攻撃開始と思ったはずです。 ホームから離れて打席に立つ則本投手は打つ気はありません。 ところが、こんな則本投手に対し、西村、事もあろうか 四球 を与えてしまうのです! これはヒドイよ。 解説の前田健太氏(広島)が 「かえって投げにくいんですよ」 なんて必死にフォローしていましたが、完全にボーンヘッドでしょう。 打つ気のない打者に四球って。 続く1番岡島選手が送って、そして2番藤田選手には冒頭の死球をぶつけるのです。 ワンアウト1・2塁。 1・2塁にした方が守り易いしゲッツーも取れるのでぶつけてやれ!なんて考えたのではと邪な事が一瞬浮かびましたが、その時映った西村の顔を見て、さすがにそれは無いかと悟りました。 だって、顔面蒼白でしたから。。。 土壇場で同点にされたルーキーでさえ、表面的には冷静さを装っていたのに。 迎えるは 3番銀次選手。 マウンドは顔面蒼白の西村。 もう気合で既に負けていましたね。 ぶつけた後という事でインコースも攻められず、外のストレートをきれいにピッチャー返し! 3対2。 追いつかれても、すぐさま勝ち越す楽天。 本当に粘り強いチームです。 そして次のジョーンズ選手にもタイムリー内野安打が飛び出し4対2。 10回裏は、守備固めのレフト森山選手のファインプレーも飛び出し、則本投手が3人でキッチリ抑えます。 ゲームセット。 いや~、本当にいいゲームでした。 試合終了後の楽天ナインの喜びようがこの試合の激闘ぶりと重要性を物語っている様です。 また、勝利監督インタビューで星野監督がかなり興奮されていましたし。 本当は9回、2対1で勝つべき試合だと思います。 延長が無ければ藤田選手の死球もなかったのですからね。 しかし、ゲームとしては本当に面白かったですし、あの10回の攻防は後々に今シリーズを振り返る時の象徴的なイニングになりそうな気もします。 3勝2敗で王手をかけて仙台へ戻る楽天。 一気に決めるのか、7戦までもつれるのか。 最大のポイントは田中投手の登板が6戦か7戦かという事ですよね。 日本一を確実にするには第7戦の方がいいかもしれませんが、星野監督ならおそらく第6戦に起用して一気に畳み掛けるでしょうね。 今季のプロ野球も、いよいよ最終章へ! にほんブログ村
by boterou
| 2013-11-01 01:49
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