by boterou
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6/28 対 ヨミウリ 9-0 完敗。 公式戦再開の初戦は、完敗も完敗のシャットアウト負け。 序盤の腹立たしい展開の後は実に淡々と試合は進行したため、「まあ、こんなもんでしょう」 と悔しさもあまり残りません。 交流戦優勝チームと9位のチームの勢い・力の差をまざまざと見せつけられた試合でした。 しかしスワローズは、試合間隔が空くとダメなんでしょうかね・・・。 序盤に先発が崩れ、痛恨のエラー、打線は4併殺 と、負けるべくして負けた感じです。 その先発はナーブソン投手。 序盤に大量失点を喰らいましたが、1回表(2失点)と3回表(3失点)は、確実に防げた失点です。 どちらもツーアウトランナー無しからの失点なんですから! しかも、どちらもツーアウトランナー無しから四球を出してしまい、それが失点につながったのですから! 1回表、簡単に打者2人を片付け上々の滑り出しに見えましたが、3番亀井に粘られて四球を与えてしまいます。 全部で8球を投じたうち、インコースは1球もありません。 外7球と、甘く入った真ん中が1球。 いくら交流戦MVPと好調の亀井とは言え、左対左ですし、ボール球でも1球ぐらいはインコースを突かないと外の際どい球でも喰らいつかれてファールで逃げられてしまします。 で、根負けして四球ではね・・・。 続く村田にもカウント2-2からレフト前に運ばれ、ツーアウトながら1・2塁のピンチ。 ここで迎えるのは5番阿部。 先制のピンチの場面ですし、慎重に入りたいところ。 でしたが、ナント初球、スッと高目にストレートが入ってきます! 痛烈に放たれた打球は、あっという間にライトオーバー! 先制のタイムリーとなってしまいます。 これ、完全に配球ミスでしょう。 外すつもりだったのかもしれませんが、それでもストレートはありませんよ。 変化球3~4球から1球虚を突くストレートとかならアリですが、ここはいかにボールになる変化球を振らせるかがポイントですし、現状の阿部ならどこかで引っかけてくれそうなのに・・・。 それが初球ストレート、しかも高目とはね・・・。 そんな落胆が響いたのか、次の長野に対して、初球のチェンジアップが落ちません。 またしてそんな初球を叩かれ、ピッチャーのグラブを弾く強襲ヒットとなって、2点目が入ってしまいます。 村田、長野のヒットは仕方ないにしても、亀井の四球と阿部の初球ヒットはやっぱり勿体ない投球ですね。 いきなり2点のビハインドとなりました。 そんなナーブソン投手も2回は下位打線とは言え、簡単に三者凡退に抑えて立ち直りの雰囲気を漂わせます。 そして3回表もポンポンとツーアウトを取り、完全に立ち直ったかに見えたのですが、またしてもここで村田に四球を出してしまいます。 初回の亀井の時とは違い、すでに2点を取られている状況なので長打警戒はわかりますが、せっかくリズムよく来ているところで自らその流れを断ち切ったようにも感じました。 つづく5番阿部の時にワイルドピッチがあり、ランナー労せずして2塁へ進塁。 四球から失策でランナーをスコアリングポジションに進めてあげるなんて・・・。 しかし初回の教訓が生かされているのか、この打席、阿部には1球もストレートを投じません。 慎重に外を攻めていきます。 そしてカウント3-2からの6球目、外角低めのストライクからボールになる球に阿部が手を出してくれます。 ショートゴロ。 ここは1塁も空いていますので、四球でも仕方がないと割り切ってコースを狙った投球。 そう、慎重にコースを攻めればそうそう打たれるものじゃありません。 なんとかここを無失点に切り抜けたと思った矢先・・・ ト・ン・ネ・ル! ショート森岡選手の股の下をキレイに打球が抜けて行きます・・・ こんな見事なトンネル、久しぶりに見ましたわ。 まあ、少しフォローするなら、今日の球場は秋田。 慣れない上に、内野は土のグラウンド。 日頃の人工芝なら、この打球は捕球するタイミングでおそらく跳ねるのでしょう。 それに合わせてグラブを上げたのですが、打球はそのまま跳ねずに地を這って行ってしまった・・・。 阿部のバッティングも外低めを無理から合わせたような感じでしたしね。 それでも、メチャクチャ痛いエラーには違いありません。 なんせ平凡なショートゴロですから! スリーアウトチェンジのハズが、1点入ってなおツーアウト1塁って。 打席は6番長野。 エラーによる動揺からか、ここでまたもや、初球にやらかしてしまいます。 真ん中ストレート。 これを長野が見逃さず、右方向へ打ち返した打球はそのままライトポール際に飛び込んでしまいます! ツーランホームラン。。。 3回で5対0と、完全に試合の主導権を握られるどころか、ほぼゲームの勝敗も見えた一打となってしまいました。 どちらもツーアウトランナー無しから四球を出しての失点。 しかも合計5失点。 おまけに痛恨のエラーまで飛び出す流れの悪さ。 3回裏、ナーブソン投手に打席が回ったところで代打かと思いましたが、ベンチは続投の決断。 確かにボール自体はそれほど悪くなかったかもしれません。 しかし、早い段階で流れを変える必要があったと思うのです。 いかに立ち直りを願ったとしてもすでに5失点ですからね。 立ち直るどころか火に油の状態。 急きょマウンドに上がった松岡投手も、もうこの流れは止められませんでした。 この回5失点で、9対0。 完全にゲームが決まりました。 打線はと言いますと、本日はヨミウリ先発の杉内に軽くひねられた感じです。 「最強打線なんて、あんまり調子に乗るなよ」と言わんばかりに・・・。 今日は2~3点取っていても試合の大勢にはあまり影響がないとは思いますが、序盤に気になる点が2つありました。 フライやライナーで走者が飛び出したなんて、稚拙な事ではありません。 まずは初回。 2点を先制されたその裏。 本日は1番は比屋根選手。 対する杉内投手も中10日と久々の登板での立ち上がり。 1球目、2球目と完全なボール球でカウント2-0となります。 続く3球目、高目に浮いたストレートを比屋根選手が引っかけてショートゴロに倒れるのですが、1・2球目を見る限り、杉内投手も不安定な感じでしたし、3球目のストレートも完全に高目に抜けたものでした。 確かにストライクゾーンではありましたが、1番バッターですし、同じアウトになるのでも少し粘りを見せて欲しいと思いました。 2-0から打って出るのは決してダメだとは思いませんが、それならもう少し的を小さくして真ん中だけに絞るとかね。 これで杉内が落ち着いてしまったように見えました。 もう一つは、2回裏。 ワンアウトから5番雄平選手がヒットで出塁します。 打席は今日スタメンの6番田中浩康選手。 打順は5、6番ですが、変則的な1、2番にも見えなくもありません。 1塁ランナーは俊足の雄平選手。 バッターは長らく2番を任されていた田中選手。 ワンアウトとはいえ何か仕掛けるのは持って来いの状況。 点差もこの時点では2点。 ナーブソン投手も立ち直りの兆しが見えただけに、最低でもランナーを2塁に進めたいところ。 ですが・・・ここ、ただ打たせるだけでした! まあ、先に杉内投手に追い込まれてしまって仕掛けるタイミングが無かったと言えばそれまでですが、相手も百戦錬磨の投手ですし、わざわざカウントを整えてくれるはずもありません。 仕掛けるなら1-1からの3球目だったか、1-0からの2球目だったか。 結局ここ、進塁打どころか、1-2-3のダブルプレーに打ち取られてしまうのです。 全体の試合の中では小さな勝負でしたが、結構、重要な場面だったかもしれません。 1番に入った比屋根くんは、山田くんじゃないんです。 6番に入った浩康くんも、畠山くんじゃないんです。 杉内のような好投手を攻略する突破口は、やっぱり基本に忠実に攻めないとね。 今日の収穫は、3番手以降の投手の好投です。 カーペンター投手、赤川投手、江村投手。 特に赤川投手は随分とイキの良い球が投げられるようになりましたし、今日はコントロールもまずまずでした。 そして江村投手もここ数試合は良い内容のピッチングを続けています。 気合が表に出るタイプですし、球種もシンカー系の球をマスターして投球の幅が広がりました。 これなら右・左関係なく使えそうです。 残念ながら初戦を落としてしまいました。 振り返れば、DeNAさんがすぐそばに!? なんだかんだでDeNAさんは交流戦勝ち越しだし、ブランコ選手がケガだと言えばグりエルさん獲って来るし、FAで久保投手獲得するし、こそっと尚成投手も獲るし、けっこう羨ましい。 いつの間にか、三上投手なんてクローザーもいるし。。。 抜かれるのは時間の問題?! いやいや、他は気にせず、気持ちを切り替えて明日はしっかり勝ちをもぎ取りましょう。 頼むよ、八木くん! にほんブログ村
by boterou
| 2014-06-28 23:47
| 東京ヤクルトスワローズ
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