by boterou
カテゴリ
最新の記事
記事ランキング
以前の記事
2016年 03月 2016年 02月 2016年 01月 2015年 12月 2015年 11月 2015年 10月 2015年 09月 2015年 08月 2015年 07月 2015年 06月 2015年 05月 2015年 04月 2015年 03月 2015年 02月 2015年 01月 2014年 12月 2014年 11月 2014年 10月 2014年 09月 2014年 08月 2014年 07月 2014年 06月 2014年 05月 2014年 04月 2014年 03月 2014年 02月 2014年 01月 2013年 12月 2013年 11月 2013年 10月 2013年 09月 2013年 08月 2013年 07月 2013年 06月 2013年 05月 2013年 04月 2013年 03月 2013年 02月 2013年 01月 2012年 12月 2012年 11月 2012年 10月 2012年 09月 2012年 08月 2012年 07月 2012年 06月 2012年 05月 2012年 04月 2012年 03月 ライフログ
その他のジャンル
ブログジャンル
|
稲葉篤紀選手 引退! 今でこそ 「日ハムの稲葉」 ですが、我々スワローズファンからすればやっぱり「スワローズの稲葉」の印象が強く残っています。 そもそも日ハムへの移籍となったのは、(今となっては黒歴史かもしれませんが、) メジャー挑戦のためにFAを宣言しスワローズを退団するも、メジャーからのオファーが無く、日ハムが手を挙げた結果なのです。 当然、ファンとしても稲葉選手が出ていくことにかなりの抵抗がありましたが、本人自身が退路を断つ覚悟で退団を決意されていたため、ノーオファーでもスワローズに戻るという選択はなかったのでしょうね。 実際には、プロ20年間でスワローズ10年、日ハム10年と、完全に半分ずつの在籍期間です。 おそらく、どちらのチームのファンからも愛された 素晴らしい選手でした。 そして選手たちからも愛された選手でもありました。 真面目で、野球に真摯で、決して奢らず、常に全力プレー。 攻守交替時での全力疾走で表彰を受けたりもしていましたよね。 またスワローズ時代にはそれほど見えなかった 「チームリーダー」 としての意識が、日ハム移籍で一気に炸裂。 新庄選手や森本選手など、プロ野球選手としてはやや異質な中にも完全に溶け込み、そして彼らをうまくまとめあげ、導き、日ハムを一気に「明るく、強い」チームへと変革しました。 それもやっぱり稲葉選手の人徳の為せる業という事ですよね。 引退セレモニーでは 「中田翔をよろしくお願いします」 と言って笑いをとったとありますが、おそらく半分以上は本心(親心?)ではないでしょうか。 彼の力を認めているがこそ、これからのプロ野球界を背負って欲しいという想い。 若い今が大事なんだと、彼に伝えたかったのかもしれません。 何となく、最近離婚された「球界の番長」みたくなっていくのを懸念しているのかもね。 さてそんな稲葉選手ですが、プレーヤーとしても本当に素晴らしい成績を残しています。 バッティング技術は誰しもが認めるところ。 インコースのさばきは天下一品。 体に巻き込むような独特のスイングとそのスピードは、マネしようにも易々とできるものではありません。 まさに “稲葉スイング” という唯一無二のバッティングですね。 そしてその技術でつかみ取った 2000本安打。 しかし2000という積み重ねは、技術は元より、大きなケガがなく試合に出場し続けなければ達成することはできません。 昨年までの19年間で、最低の出場試合がルーキー時代の67。 120試合以上の出場が実に12回。 つまり、1年間をケガで棒に振ったシーズンは1度もなく、最低でも半数ぐらいの試合に出場しているのです。 当然、成績が悪いと試合には出られませんし。 これだけでも稲葉選手の凄さが分かります。 3割も6度クリア、うち 2007年は首位打者 のタイトルも獲得。 ベストナイン5回、ゴールデングラブ5回と、まさに攻守を備えた名選手。 スワローズ時代には苦手だった左投手も、落ちる変化球も、日ハム移籍後は見事にクリアしていました。 天性の才能に努力が加われば、進化は止まる事がありません。 年々進化する選手は、本当に息が長くプロを続けられます。 ただ、それも体力の衰えには抗う事はできないという事ですね。 因みにスワローズファンとしては、これだけは言っておきたいです。 稲葉選手が3位指名でスワローズに入団した1994年のドラフト。 この年の2位が宮本慎也さん。 つまり、同チームの同期入団選手2名が2000本安打を達成 したという、地味にスゴイ快挙なんですよ。 それも2012年シーズン中稲葉選手が達成した6日後に宮本選手が達成、さらには2人とも1976試合目と言う全く同じ試合数での達成と、本当に奇妙な偶然が重なっていました。 宮本さんは社会人出身、稲葉選手は大卒と、プロとしてのスタートはやや遅いにもかかわらずの快挙です。 そして、この年のスカウトの責任者が今年辞任される小川監督だった言うのも、なんだか数奇な運命を感じますよね。 振り返れば1995年6月21日対広島戦で、初打席初ホームランの鮮烈デビューを飾るのです。 それから20年間、常に第一線で活躍されていた稲葉選手。 本日をもって引退であります。 スワローズ黄金時代を支えた選手がまた一人、ユニフォームを脱いでいきます。 残念ですが、これが時に流れなんですね。 本当にありがとうございました! そしてお疲れ様! その時はぜひ、スワローズのユニフォームをお願いしますね。 にほんブログ村 東京ヤクルトスワローズ ブログランキングへ
by boterou
| 2014-10-06 00:06
| 東京ヤクルトスワローズ
|
ファン申請 |
||